ヴォイニッチ手稿 解明されていない世界の謎と不思議

謎・不思議

 

世界には無数の書物が存在する。そのなかでも魔術書や呪術書など、一風変わった書物は奇書と呼ばれる。

 

これら奇書には、さまざまなことが書かれている。魔術の方法や、降霊術、呪い・オカルトチックなもの、それらは多岐にわたる。

 

世界中の奇書の中でも、「世界でもっともミステリアスな書」として有名なのがヴォイニッチ手稿と呼ばれる書物である。このなぞの文書はいまだになぞに包まれている。


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ヴォイニッチ手稿とは

 

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250ページ近くある羊皮紙に、星や植物のような図形、裸体の人間などの不思議な絵が手書きで描かれている。

 

そして、その隙間を埋めるように、約20万もの奇妙な文字がびっしりと書き込まれている。

 

どこで、誰が、何のために作ったのかということ、使われている言語さえいまだに解明されていないなぞの文書である。

 

表紙もなく書名さえ不明だが、アメリカのウィルフリド・ヴォイニッチという古書商が発見し、世に公表したことから「ヴォイニッチ手稿」と呼ばれるようになった。

 


 

 

何が書かれているのか?

 

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ヴォイニッチ手稿を解読しようとする試みは、発見されて以来、幾度となく行われた。何人もの暗号解読のエキスパートがその解読に挑んできたが、いまだに解読できた者はいない。

 

そんななか、「ヴォイニッチ手稿のなぞが解けた」とする論文が2004年に発表された。

 

その論文によれば、「ヴォイニッチ手稿は16世紀の作品で、当時の暗号作成技術を応用して作られた、でたらめな文章なのではないか」という。

 

この説によれば、ヴォイニッチ手稿の作者はエドワード・ケリーという中世のとある有名な錬金術師であるとしている。

 

彼が詐欺目的のためにヴォイニッチ手稿を作り、売ろうとしていたという。作成方法も、16世紀までの暗号作成方法を応用すれば、ヴォイニッチ手稿は作成できることも証明している。

 

また、ヴォイニッチ手稿は、それを書いた本人にとっては意味深い文章なのだが、解読しようと試みる本人以外の人間にとっては、まったく無意味な文献なのではないかという説もある。

 

ヴォイニッチ手稿に書かれている文字をバラバラに分解して読み解こうとする考え方は間違っており、ヴォイニッチ手稿は全体でひとつの作品であるという説だ。

 

このような一風変わった作品は、知的障害者や精神的障害者の作る作品に見られる特徴のひとつである。

 

ヴォイニッチ手稿は何らかの障害を持った人間が作った、一風変わった作品なのではないか、というのがもうひとつの仮説である。


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仮説は正しいのか?

 

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先ほど紹介した、ヴォイニッチ手稿の謎を解くための2つの仮説は正しいのだろうか?それぞれを、あくまで客観的な立場から検証していきたい。

 

まずは、錬金術師が詐欺目的で作ったという仮説から。

 

この仮説では、何が書かれているのか、誰が作ったのか、何のために作られたのか、というヴォイニッチ手稿に関する全ての謎を解き明かし、説明できるほどの説得力がある。

 

説明も合理的で、作成方法も再現されている。しかし、問題がひとつだけある。それは、ヴォイニッチ手稿の量である。

 

冒頭で紹介したように、ヴォイニッチ手稿は250ページ近くあるのだ。この仮説における作成方法では、250ページ近くあるヴォイニッチ手稿を作るには3ヶ月ほどの時間を要する。

 

詐欺目的で作ったとしたならば、いくつか疑問点が浮かび上がる。いくら貴重な本であると騙すことができたとしても、3ヶ月の努力に見合う金銭が受け取れる保証もない。

 

そもそも、あんな意味不明な文書に価値があると思い込ませることも難しい。詐欺目的で何かをするならば、もっとマシな方法があったはずだ。

 

また、この仮説では20万もの奇妙な文字は暗号技術を応用してかかれたものだとしているが、絵については言及されていない。ヴォイニッチ手稿には文字だけではなく、奇妙な図形も数多く見られる。

 

これらの奇妙な絵について言及されていないこと、詐欺目的にしては疑問が残ることからから、この仮説にもまだ問題点が残っているといえるのではないだろうか。

 

もうひとつの仮説である、ヴォイニッチ手稿は何らかの障害を持つものが作った何の意味もない作品であるという仮説はどうだろうか?

 

ヴォイニッチ手稿に見られるさまざまな特徴が、知的障害者や精神的障害者などが作る作品と一致することは事実である。

 

奇妙な絵が入っていたり、奇妙な文字が入っている作品も世界中には存在する。しかし、この仮説でもヴォイニッチ手稿の量が問題となる。

 

障害者の作った作品で、これほどの分量がある作品はいまだに発見されていない。彼らの作る作品には何らかの一貫性が見られ、例外は存在しない。

 

ヴォイニッチ手稿だけが異常な量なのだ。ヴォイニッチ手稿だけがたまたま量が多い、というようにこれを単なる偶然で片付けるのは、合理的ではない。

 

この仮説も、ヴォイニッチ手稿の謎を解明するためには説明不足である。

 


 

 

いまだに謎は残る・・・・・

 

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ヴォイニッチ手稿の解読は今でも続いている。

 

古代の失われた知識を伝えるために、何者かが暗号化し意味のわかる人間にだけ伝わるようにしたのではないか。

 

書かれている文字は失われた言語で、未発見の文明が使用していた言語なのではないかというオカルト的な意見もある。

 

これらの意見に根拠はほとんどないが、否定できる根拠も存在しない。

 

メソポタミア文明の楔形文字が、子供のふとした発言から解読が進んだ例があるように、子どもの目線ならば何か新しいものが見えてくる可能性もある。

 

ヴォイニッチ手稿は発見されて以来、1世紀以上もの間研究がされているがその謎はほとんど解明されていない。

 

もしかしたら、途轍もない歴史的文献かもしれないし、何の価値もない落書きのようなものかもしれない。

 

世界には、まだまだ解明できない謎や不思議なことがたくさんあるのかもしれません・・・・・

解明されていない世界の謎・不思議まとめ


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